『ファイナルファンタジーIX』が25周年記念ウェブサイトを公開し、複数の新規プロジェクトを公開しました。スクウェア・エニックスがこの愛されるクラシック作品の節目の祝典と今後の可能性あるプロジェクトにどんな計画を立てているのかご紹介します。
『ファイナルファンタジーIX』2024年に25周年を迎える
記念特設サイトがオープン
スクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジーIX』の25周年を記念した特設サイトを正式に開設しました。サイトには「限定グッズや特別コラボレーションを含む様々な記念プロジェクト」が計画されていることが示されています。
ファンはキャラクターフィギュア、ぬいぐるみコレクション、レコード盤、音楽サウンドトラック、イラストストーリーブックなど豊富な記念グッズをチェックできます。開発陣は実際の記念日に向けてさらに発表があると約束しています。
2000年7月7日にプレイステーションで初登場した『ファイナルファンタジーIX』は、全世界で890万本以上の売上を達成しています。このクラシックRPGは2012年の日本限定コレクターズエディション、2016年のモバイルリマスター、2017年のプレイステーション4対応、2019年のニンテンドースイッチ/Xbox移植版など複数の再リリースが行われてきました。
リバイバル噂と休眠中のアニメプロジェクト
記念サイトの公開により、潜在的なリメイク作品に関する議論が再燃しています。『ファイナルファンタジーVII』リメイク三部作の商業的成功を受けて、業界関係者はFFIXが同様の扱いを受ける有力候補と考えています。本作はNHKが2019年に実施した「好きなFF作品」アンケートで第4位にランクインしました。記念資料には明確なリメイク発表は含まれていませんが、作品の根強い人気が期待を高めています。
別途、2021年に発表されたアニメ化作品『ファイナルファンタジーIX 黒魔道士の遺産』に関する疑問が残っています。このアニメシリーズは原作ストーリーから10年後のヴィヴィの子孫たちの冒険を描く予定でしたが、制作パートナーであるサイバーグループスタジオが2024年末に財政難に陥った後、プロジェクトの現状は不明瞭なままです。複数のエンターテインメントグループが同スタジオの資産を取得した場合、開発再開に関心を示していると報じられています。