inZOI開発チーム、Denuvo DRMを巡る批判に応えて方針転換
inZOI開発チームは、プレイヤーからの強い批判を受け、Denuvoアンチチートソフトウェアの削除とともに公式謝罪を発表しました。この方針転換により、開発チームは創造的なプレイヤー向けにライフシミュレーションゲームの完全なモッド対応を実現するという約束を再確認しています。
DRM撤廃を正式発表
ゲーマーコミュニティで24時間にわたる激論が交わされた後、inZOI開発チームはDenuvoアンチテンパーテクノロジーの即時削除を確認しました。論争を呼んだこのDRMは、Creative Studioデモ版に誤って組み込まれており、モッド作成機能を重視するプレイヤーから広範な懸念が表明されていました。
ディレクターのHyungjun 'Kjun' Kim氏はSteamブログで次のように説明しています:「Denuvoの実装は作品保護の善意によるものでしたが、これはオープンでカスタマイズ可能なゲーム体験という我々のビジョンと矛盾することに気付きました」。開発チームは3月28日リリースの早期アクセス版から完全にDRMフリーで提供することを約束しました。
モッド対応の新たな展開
Kjun氏はスタジオの創造性に対するコミットメントを強調し、「オンラインショーケースで約束した通り、海賊版リスク増加にもかかわらず包括的なモッドサポートを優先します」と述べました。開発チームは2025年5月に公式モッドツールの提供を開始する予定で、まずMayaとBlenderとの連携から始め、その後他のクリエイティブプラットフォームへ拡張していきます。
inZOIの今後
Kraftonのライフシミュレーションタイトルは2025年3月28日にPC版で早期アクセスを開始し、PlayStation 5とXbox Series X|S向けの正式リリースも計画されています。完全版のリリース日は未発表ですが、開発チームは今後のモッド機能に関する定期的なアップデートを別途ブログで発表していくことを約束しました。この迅速なコミュニティ対応は、開発チームがこの意欲的な仮想世界を構築する上でプレイヤーファーストの姿勢を堅持していることを示しています。