パブリッシャーのKraftonは、『Subnautica 2』の発売が2026年に延期されたことをIGNに正式に確認しました。この発表は、延期により開発チームへの2億5000万ドルの業績連動ボーナスが無効になる可能性があるとの報道を受けてのものです。
世界的な大ヒット作『PUBG』を生み出した韓国のコングロマリット、Kraftonは、2021年10月にUnknown Worlds Entertainment（5億ドルの価値を持つSubnauticaシリーズの開発元）を買収しました。しかし、Kraftonは当初、Unknown Worldsが運営の独立性を維持するとファンに保証していました。待望の続編は、当初2025年末にアーリーアクセスリリースが予定されていました。
今回の延期は、Unknown Worldsで重大なリーダーシップの変動が起きている最中のことです。創業者のCharlie ClevelandとMax McGuire、そしてCEOのTed Gillが予想外に、元Striking Distance CEOのSteve Papoutsisと交代しました。この突然の経営陣の刷新は、Subnauticaコミュニティ内で続編の開発方針に対する懸念を引き起こしました。
Clevelandはその後、Redditで、開発チームは『Subnautica 2』がアーリーアクセス公開の準備はできていると考えていたものの、最終的な判断はKraftonにあったと説明しました。その直後、Kraftonは公式コミュニティアップデートを通じて、延期が差し迫っていることをほのめかしました。
Bloombergは最近、2026年への延期が、Unknown Worldsが特定の2025年度収入目標に連動した2億5000万ドルのボーナスを獲得できる目前の、わずか数ヶ月前に発生したと報じました。情報筋によれば、今年予定されていたリリースなしでは、これらの目標を達成することは現在では困難と思われます。報道によれば、当初のリーダーシップチームはこのボーナスをスタジオの全100名の従業員に分配し、支払額は6桁から7桁の範囲にする意図があったとのことです。
IGNへの公式声明において、Kraftonは、この延期が財務的な理由ではなく、創造的な判断によるものであると主張しています：
最近の『Subnautica 2』プレイテストにおけるプレイヤーのフィードバックは、我々が正しい道を進んでいることを確認するとともに、さらに磨きをかける余地があることも明らかにしました。コミュニティの意見は我々の開発プロセスにおいて最も重要であり、これらの改善を実施するために制作期間を延長しています。
この決定を下した唯一の理由は、品質へのこだわりです―契約上の義務や財務的な要因によるものではありません。スケジュール延長の議論は、スタジオにおける最近のリーダーシップ交代以前から行われていました。
修正されたスケジュールにより、チームは2026年の『Subnautica 2』ローンチ時に、より洗練されたアーリーアクセス体験を提供できるようになります。
Subnauticaのファンは、続編のアーリーアクセスリリースをさらに2年待たなければなりません。
